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【編集長の戯言】
クロス展、お疲れ様でした!
クロス展、お疲れ様でした!
多くの人で賑わい、たくさんの方に楽しんでもらえるイベントとして大成功だったと思います。
盛り上がった3日間、皆さんはいかがでしたか?(笑)
今回は本当にレベルが高く、会場を見渡した瞬間に驚きと嬉しさを隠せませんでした。
写真のクオリティはもちろん、展示方法もこなれていて、とてもバランスの取れた展示でした。
全体を見ても、バラつきや違和感のある作品がほとんど見当たらず、統一感がありましたね。
会場で「アドバイスがほしい」と声をかけてくれた方の多くにお伝えしたのは、写真の選出について。
何を撮り、何を伝え、どう感じてほしいのか。
それを意識した上で、どんな写真を、どんな順番で、どのように見せると伝わるのか。
その“見せ方”の部分が、まだ伸びしろとして感じられました。
写真を「見る」「選ぶ」「削る」。
この“削る”という作業は、本当に身を削るような思いですよね。
でも、撮影者にとって「どれも良い」写真は、見る人にとっては「どれでも良い」になってしまう。
だからこそ、飽きずに楽しんでもらえるよう、自分の思いをしっかり整理して並べることが大切なんです。
それはまさに、雑誌を作る編集作業と同じ。
思い入れのある企画やページ、どれも入れたい写真たち。
でも、全部を詰め込んで編集長に提出すると、必ず言われるのが──
「この部分、いらない。」(汗)
他人は、想像以上に冷静な目で作品を見ます。
作り手の熱意や思いは二の次。
まず問われるのは、「それって面白いのか?」「その面白さは伝わっているのか?」ということ。
なんとも恐ろしい話ですが(笑)、それが現実なんです。
とはいえ、クロス展は「思い」こそが大事。
来場者の多くが口を揃えて言っていました。
「参加者の熱意がすごい」「作品への想いが伝わる」──その熱量は、確実に届いています。
だからこそ、その熱意をより効果的に、わかりやすく伝えられたら最高ですね。
ゴルフで遠くに飛ばすために、ただ力を込めればいいわけではなく。
サーキットでコーナーを速く抜けるのも、スピードを出すだけではない。
最長も最速も、培った技術とテクニック、そして道具を使いこなしてこそ生まれるもの。
写真もまったく同じだと思います。
ぜひ、クロス展に限らず、これからも楽しみながら
自分の写真を磨き続けていってください!
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