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  • 「CREATORS EDGE 2023」で発見
    ポートレートに使えそうなアイテム大紹介





1018日に東京・浅草橋にある浅草橋ヒューリックホール&カンファレンスで「CREATORS EDGE 2023」が開催された。同イベントは雑誌「コマーシャル・フォト」と「ビデオサロン」が主催するイベントで、最先端の写真&映像クリエーターのセミナーや最新の機器が展示されていました。今回はポートレートに使えそうなアイテムを紹介します。

 
 



アガイ商事

https://www.agai-jp.com/
 ライティング機材など様々なアイテムを取り扱っているアガイ商事のブースではLEDとストロボの新製品が展示されていました。ストロボで注目は発売されたばかりのブロンカラーの「サトス」と「パルソL」。「サトス」はブロンカラーの最上位機種で従来の3灯独立不均等出力に加えて、色温度や閃光時間など1灯ずつのコントロールが可能となった。「パルソL」ヘッドのモデリングランプ機能がバイカラーのLEDライトになりLED単体としても撮影可能になった。AC電源とバッテリー駆動を両立させているのが特徴だ。価格は税込みで3200Wモデルが3465000円、1600Wモデルが2695000円。※パワーサプライ、リチウムバッテリー別売。

 
 


 


amaran300CにスポットライトマウントSE36°を装着したものが展示されていました。
スポットライトマウントを使えば、こんな感じのデザインを照射することもできる。


LEDライトはプロフェッショナルに人気のAputureのクオリティを保ちながらリーズナブルな価格を実現したAputureのサブブランドamaranamaran300C(税込価格72490円)。ブースではスポットライトマウントSE36°(税込価格45650円)を装着したものが展示されていました。ハイパワーな300w出力にフルカラーを実現したアイテム。





 


「SmokeGENIE」は片手で持てるバッテリータイプなので手軽にスモークが楽しむことができる。
販売されていたものはフルキットで、ヘーズ、霧、ドライアイスなどの効果を楽しむことができる。



それ以外には動画撮影には必須ともいえる新型のスモークマシン「SmokeGENIE」のプロキットが展示されていました。小型軽量モデルながらストレスなくスモークが使えるのが嬉しいところ。バッテリーで駆動するのでロケ撮影などで活躍しそうなアイテム。価格は税込みで75900円。
 
 
 



ライカ

https://leica-camera.com/ja-JP
 
ライカブースでは4700万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したライカSL2の特別バージョンのシルバーモデルが展示されていました。現在、キャンペーンが開催されていてSL2ボディのみ購入の場合は8万円、対象のレンズとボディを購入の場合は何と10万円のJCBギフトカードがプレンゼントされる。キャンペーンは2024131日まで。
 
 

 




 


マイクロフォーサーズ機のフラッグシップモデルの「LUMIX G9 PROⅡ」

人気の35mmフルサイズ機「LUMIX S5」が第二世代に進化。
 

LUMIX

https://panasonic.jp/dc/


35mmフルサイズとマイクロフォーサーズのセンサーを用意するLUMIXブランドでは9月に発表されたマイクロフォーサーズ機のフラッグシップモデルの「LUMIX G9 PRO」と35mmフルサイズの「LUMIX S5」を中心に展示。「LUMIX G9 PROⅡ」は発売前・店頭展示前のタイミングだったことで来場者の注目を集めていました。さらにボディと同時にマイクロフォーサーズ用の望遠レンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.」と定番の標準ズームレンズとして人気の解放F2.8通しの「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm /F2.8 / POWER O.I.S.」の2本が展示されていました。両レンズとも10月下旬発売予定。


 


LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.

LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S.

LUMIX S5Ⅱ」は35mmフルサイズセンサーをコンパクトなボディに詰め込んだS5の第二世代モデル。ロゴを黒くブラックアウトしたシックな機種が「LUMIX S5X」。ライブストリーミング機能など動画性能を強化したモデル。こちらも動画中心の同イベントでは高い関心を集めていました。
 
 



SPEEDBOX MEGA-90

H&Y

https://hy-filter-japan.com/
 
HYのブースでは、新製品のSMDVのソフトボックスが展示されていました。1つは大きなボックスの「SPEEDBOX MEGA-90」(近日発売予定)。動画用のアイテムで灯体の位置を変えることができるのが特徴。大きなサイズなのでスタジオがメインで使われそうな印象でした。もうひとつのソフトボックスは「SMDV FLIP Beauty24」。ボックスのサイズは24インチ(60cm)。持ち運びに最適なサイズで汎用性が高いアイテム。展示されていた物はBowensマウントだったが、それ以外にProfotoelllinchrome用のマウントを用意している。

 


 


「SPEEDBOX MEGA-90」は装着した灯体の位置を動かすことができるので繊細なライティングができる。
簡単にソフトボックスの開閉ができるFLIP Beautyシリーズ。写真はBowensマウント24インチモデル。


 


 




150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)





TAMRON

https://www.tamron.com/jp/
 
タムロンのブースでは、先日発表された発売前のズームレンズ2本が展示されていました。ひとつは10月に発表された「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(Model A057)」のニコンZマウント用。もうひとつは「17-50mm F/4 Di III VXD(Model A068)」のソニーEマウント用で、どちらも発売前のモデルということでタッチ&トライはNGだったのですが注目を集めていました。







 


 


17-50mm F/4 Di III VXD(Model A068)

35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)


70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)
 



それ以外にブースで人気だったのがニコンZマウント用の新製品「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)」とソニーEマウント用の「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2(Model A065)」。ちなみに70-180mmのサンプル写真にはPASHA STYLE編集長の大森和幸も参加しています。コチラも必見です。

 





ニコン

https://www.jp.nikon.com/
 
ニコンのブースでは、先日発表された話題の「Zf」と「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」が展示されていました。動画がメインのイベントだったので新製品の望遠レンズ「NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S」が展示されていなかったのが残念でしたが、新製品が触れて面白かったです。
 
ニコンユーザーとして注目したいのがZfに装着されていたCREATORSのロゴがステキなニコンオリジナルの「Nikon CREATORSストラップ(税込3960円)」。ニコンの公式オンラインショップでしか手に入らないアイテムの実物が見られてラッキーでした。オンラインショップではストラップ以外にも様々なグッズを販売しているので気になる方はコチラをチェック。





 


「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」はポートレートに最適なボケが楽しめる1本。

カラフルなZfは発売記念の「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」で仕上げられたもの。


写真のカラフルなZfは発売記念キャンペーンの「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」でカスタマイズされたもの。ちなみに最前列の左のボルドーレッドのモデルはニコンダイレクト限定商品カラー。ニコンダイレクトでZfを買ったお客様のみが張替えできる仕様になっています。
 
 

 



RF10-20mm F4 L IS STM


キヤノン

https://cweb.canon.jp/eos/
 
キヤノンブースでは1027日発売予定の超広角レンズ「RF10-20mm F4 L IS STM」が展示されていました。サイズは見ていただくとわかるのですが超コンパクト。下の写真左のレンズ(EFマウント「EF11-24mm F4L USM/約1180g」)に比べて、今回発表された10-20mmは半分以下の約570gになっているので見た目もかなりコンパクトです。実際に手に持ってみると、軽くてかなり持ち運びが楽になる予感がしました。レンズの前玉も飛び出していないので、本当に扱いやすいレンズだと思います。





 


写真左がEFマウントでリリースされていた「EF11-24mm F4L USM」。右が新型の「RF10-20mm F4 L IS STM」。
重さだけでなく前玉のかなり小型化されているのがわかる。写真左「EF11-24mm F4L USM」、右「RF10-20mm F4 L IS STM」。


  

 
 





イメージビジョン

http://www.imagevision.jp/
 
イメージビジョンのブースではFALCAMSpyderの最新アイテムが展示されていました。FALCAMブランドでは、まだ発売前のニコンZ8用カメラケージとSSDを固定するクランプを参考出品。どちらも従来のFALCAM製品と互換性があるので拡張性もバッチリ。動画ユーザーなら発売が待ち遠しいアイテムになっています。それ以外にはカメラの横位置、縦位置を簡単に切り替えることができるカメラケージシステムが展示されていました。こちらはスチールユーザーにもオススメです。



 


 


ニコンZ8用カメラケージ

SSD固定用クランプを参考出品


FALCAM 汎用 75mm/83mm 水平垂直サークルハーフケージ (F22、F38、F50 対応) 

Spyderから8月にリニューアルされた携帯用のカラーチャート「spyder checkr photo」を動画用に最適化した「spyder checkr Video」が展示されていました(11月1日販売)。スチール用よりカラーパターンカードが1枚多くなっていて、動画ユーザーは常にカバンに入れておきたいアイテムですね。



 


作品を仕上げる上で必須となるのがカラーマネージメント。Spyderではモニター用のキャリブレーションツールも用意している。
動画用に最適したカラーチャート「spyder checkr Video」。カラーパターンは5枚付属されている。


   

 







プロ向けの「orbital2」

エントリーグレードモデル「orbital2 STERNA」


BRAIN MAGIC

https://brainmagic.tokyo/
 

BRAIN MAGICのブースでは左手デバイスの「Orbital2」が展示されていました。ブラックのモデルがプロ向けの「Orbital2」で、一部機能を制限したホワイトのモデルがエントリーグレードモデル「Orbital2 STERNA」。どちらも主に動画に使用されることが多いアイテムですが、PhotoshopやLightroomにも対応しているのでスチールの編集にも有効なアイテム。色温度や露光量など今まで数値を入力したり、スライダーを動かすことで調整していた作業をダイヤルで設定することができるので、現像などが快適で速くなるのでオススメです。



 


アプリケーションを使って色温度の調整などの機能をダイヤルに割り当てることができる。




 

 





SONY

https://www.sony.jp/ichigan/
 

ソニーのブースでは10月23日に発売された第2世代α7Cシリーズ が展示されていました。2世代目となるα7Cは約3300万画素のセンサーを搭載した「α7CII」と、約6100万画素のセンサーを搭載した高画素モデル「α7CR」の2タイプをラインナップ。コンパクトなボディながらスチールから動画までをカバーできるようになっている。カメラ以外にはスマートフォンやタブレット端末で映像のモニタリングなどができるアプリケーション「Monitor&Control」も展示されていました。



 


 


約6100万画素のセンサーを搭載した高画素モデル「α7CR」。

スマートフォンやタブレット端末で映像のモニタリングなどができるアプリケーション「Monitor&Control」も展示

2024年春に発売予定のCineAltaカメラ「BURANO」も展示されていました。

 
  
 

 
text:SATO TAKESHI