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  • 【写真展】PASHA STYLE認定作品展vol.4閉幕
    約600名が来場した熱い2日間



2021年のPASHA STYLEを締めくくる写真展

PASHA STYLE認定作品展 vol.4/ビギナーズ


12月19日に無事閉幕!



コロナに翻弄され続けた2020年を過ぎ、延期されながらも開催されたオリンピック/パラリンピックに、コロナ以前の世界を少しだけ取り戻せたように感じながら迎えた2021年12月。東京銀座の洋協ホールで写真展「PASHA STYLE認定作品展 vol.4/ビギナーズ」を開催、無事に閉幕することができた。今回は会期を2日間に絞ったものの約600名もの来場者に、57名のPASHA STYLE認定クリエーター/ビギナーズの様々なポートレート作品を楽しんでいただけた。


来場していただいた皆様(上段左から/HASEOさん、高井哲朗さん、渡辺伸次さん、小林由右子さん、Thom Yoshidaさん、渋谷美鈴さん、ellieさん、コバヤシモトユキさん、高橋伸哉さん 下段左から/野村誠一さん、H&Y Filters Japan様、ニッシンジャパン株式会社様、富士フイルム株式会社様、ジェットグラフ株式会社様(ILFORD)、株式会社スタジオグラフィックス様、イメージビジョン株式会社様、ロカユニバーサルデザイン株式会社様(KANIフィルター)、株式会社タムロン様、 S+ CAMERA CLUB様)

PASHA STYLE認定作品展ではポートレート作品を来場者に見てもらうだけでなく、来場されるPASHA STYLEポートレートナビゲーターの方々から展示作品について生の講評やアドバイスをもらえるという特徴がある。今回も世界で活躍するHASEOさん、広告写真の大家でAPA副会長の高井哲朗さん、グラビア写真の第一人者の野村誠一さん他多くのプロフォトグラファーやヘアメイク、メーカーの方に来場していただき、会場のあちらこちらで展示作品についてのディスカッションが行われた。


PASHA STYLE認定作品展の面白いところは展示して終わりではないところ。来場するレビュアーから厳しい意見を敢えて聞く。様々な感想やアドバイスが新たな気付きや視点を与えてくれる。



ビギナーズ(出展規定外のクリエーター)に参加していただいたクリエーターも、自身の作品を展示することで、写真を見せるとはなにか、写真を通して何かを表現するとはどういうことか、客観的に見つめ直したり、他の出展者の作品を見たりすることで、また「認定作品投稿」にチャレンジするモチベーションになったのではないだろうか。
ポートレートをより多くの人に楽しんでもらいたいという気持ちで様々なイベントや作品発表の場を企画してきたPASHA STYLEの活動に賛同ご支援いただいたH&Y Filters Japan他多数の企業の皆様には改めて御礼を申し上げたい。



会場内にブースを出展していただいたH&Y Filters Japan様。多くの出展者や来場者に独自のフィルターシステムについての熱いプレゼンテーションが行われた。

今回もベテランクリエーターの安定感ある作品の他に、今までよりもレベルアップした作品、新しい才能が集結した見応えある展示になったと自負している。撮った写真をプリントする。そしてSNSというぼんやりとした空間ではなく、「リアルな目」の前に作品を晒すということ。そして識者からの意見を直接聞くということ。決して耳障りのいい意見ばかりではないが、この展示を経験した後には自分のポートレート写真への考えが少し深まったのではないか。そしてこの経験をベースに益々ポートレートの楽しさを追求してほしいと願って止まない。





text:Kimihiro Kawano