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  • 【PASHA STYLE注目のフォトグラファー紹介:Hiromichi】
    自然と物語を紡ぐフォトグラファー



PASHA STYLE認定作品から注目のフォトグラファーを紹介するこのコーナー!

今回は写真を見る人を魅了するHiromichiさんをご紹介します!

ポートレート撮影と言えば、寄りの写真を思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか?

「モデルさんの表情」や「親近感を感じさせる」写真など。

しかし、Hiromichiさんは自然と人物を上手に取り入れる構図を得意とする。

風景写真を撮影してきたからこその視点に注目!

それでは質問スタート!


①名前を教えてください。

Hiromichiです。

埼玉県在住で、撮影は関東を中心に行っています。

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⓶月、何日ぐらいポートレート撮影していますか?

月に1〜2日位の間で撮影をさせていただいています。

四季を感じる屋外の撮影が好きで、特に春と秋は好きな季節なので撮影回数はもう少し増えるかもしれません。


③機材は何を使っていますか?

カメラはα7RM4を使用しています。

レンズはいろいろ使ってきましたが、今は24mm、50mm、135mmの単焦点レンズ3本です。(全てSONY Eマウント)


④カメラ歴

約7年です。

最初の2〜3年くらいは風景をメインに色々なジャンルの写真を撮っていました。


⑤カメラを始めたきっかけは?

もともとカメラに興味はあったのですが、

地元のカメラ屋でSONYのNEX-6が安く売られているのを見つけ、買ったのが始まりでした。

撮った写真はSONYの写真投稿サイト『αcafe』に投稿していましたが、いろんな方がコメントやイイネで反応してくれるので、それが新鮮でどんどん写真を撮る事に夢中になっていきました。

多分、写真を撮ってもどこにも投稿する場所がなく、一人で黙々とやっていたらここまでカメラにはまっていなかったと思います。

⑥好きなレンズは何mmですか?

135mmです。

NEX-6の次に無印のα7Rを購入したのですが、その時何故か135mm(SONY Aマウント)を一緒に買ったんです。まだその時は画角とかそういうのはよくわかってなかったので、ただ写りがいいっていうネットの評価だけを参考に買ったんだと思います(笑)

なので、最初は不慣れな画角で使いにくくてしょうがなかったです(笑)

でも、写りはすごく良くて、どう撮っても作品になってしまう魔法のレンズのように感じていました。

135mmはそれ以来何年も使っているので今ではとても使いやすい画角だし、自分の写真に無くてはならない存在です。


⑦1回の撮影でどれぐらいお金を使いますか?

基本はどこで何を撮るにしても1〜2万円の範囲を予算として考え、撮影させてもらっています。

ちなみにモデルさんへの依頼は近場のロケーションなら2時間を、遠征の場合は半日〜お願いすることが多いと思います。

もちろん撮影内容によって予算の前後はあります。


⑧1回の撮影で何枚ぐらい撮りますか?

撮影で連写を使うことはほぼ無いので、1回の撮影を2時間と考えた場合では400枚前後になることが多いです。


⑨その中で当たりは何枚ですか?

400枚撮影した場合、モデルさんにお渡しする写真(レタッチ済)は50枚前後で、

PASHA STYLEへの投稿やフォトコンテストに出せる作品はその中から1割位になると思います。

もちろん撮影内容によって枚数は前後します。


⑩レタッチはしますか?

します!

ボヤッとですが撮影時はレタッチ後のイメージまで想像しながら撮っています。

前にある方に「Hiromichiさんの写真はレタッチありきだよね」と、影で言われていることを教えてもらった事があるんですが、それは間違ってはいないです(笑)

ただ、まずはしっかり撮ること。

それが出来ていないとその先はないので、レタッチをするにしてもできる限りしっかり撮ることは毎回心がけています。

レタッチするからいい加減に撮っていいってことはないですよね。


⑪自分の世界観の創り方は?

映画・TVドラマ・アニメなどをみて、そこから自分なりの世界につなげていく事が多いです。

海外のフォトグラファーの作品を見て参考にする事もあります。


⑫モデルさんを選ぶ基準はありますか?

僕の作風に共感していただける方だといろんな意味で撮りやすいので、基準の一つとして考えています。

あとは撮りたい作品のイメージに合わせてモデルさんを決めたり、その方のツイートなどを拝見して人柄的なものも参考にする事もありますね。


⑬モデルさんを撮る時に一番気を遣っている事はなんですか?

撮影時の雰囲気は撮った写真にも必ず影響してくると思うので、

ピリピリすることなく、のんびり楽しく撮影できるように心がけています。

その為にも当日は余裕を持って撮影できるように、事前にロケ地のことを調べたり、どこでどんな流れでどんな風に撮影するかイメージしておくようにしています。

その為、撮影前日は考えすぎて眠れない事も度々あったり・・・(笑)


⑭作品を撮るにあたって自分の中での決まり事はありますか?

撮影前の様々な準備から始まり、撮影中はもちろん、撮影後のレタッチまで全力で良い作品を残せるように精一杯やる。

あとは失敗しても良いから思いついたことはとりあえずやってみよう!

これが自分の中で決めている事です。


⑮好きなフォトグラファーはいますか?

ポートレートに限らず、素晴らしい写真を撮る方はSNSを見ていて多く見かけます。

でも、こんなことを書いたら周りから何を言われるかわかりませんが、結局は自分が撮る写真が一番好きです(笑)

⑯好きな撮影スタイルは?

元々は風景写真が好きで良く撮りに行っていたので、四季を感じる自然を生かした撮影スタイルが好きです。


⑰ポートレートを始めた理由は?

写真をはじめてからしばらくは主に風景を撮っていたのですが、例えば山を撮ってもその山は撮った写真に対して感想を言ってくれないじゃないですか(笑)

ある時人を撮る機会があったのですが、その撮らせてくれた方に撮影した写真を見せたら喜んでくれたんですよ。

なんかそれがすごく新鮮で、嬉しかったんですよね。

他にも理由はあるかもしれないけど、それが主なきっかけだったかもしれません。


⑱ポートレートの苦手なところは?

実際会った方にはそんな風には見られないと言われるんですが、人見知りなんです(笑)

初対面の方との撮影は毎回緊張します・・・。19

 

⑲ポートレートの好きなところは?

一人ではなく、モデルさんと一緒に作品を作っていけるところが好きです。

良い作品が撮れたら喜びを共有できるし、それってポートレート撮影の魅力の一つのような気がします。


⑳これからやりたい撮影は?

自然を生かした撮影は引き続きやっていきたいと思っているのですが、

苦手意識の強いスタジオ撮影もこれからはチャレンジしていきたいです。

㉑PASHA STYLEを知ったきっかけは何ですか?

知り合いのカメラマンさんが認定されていたのを見て知りました。


㉒PASHA STYLEに投稿する意味とは?

自分で自分の写真に納得していても、それは結局自己満足なんですよね。

PASHA STYLEのポートレイトナビゲーターは本当に豪華なので、自分の『良い』と思う感覚がズレていないのか確認する意味も含めて、投稿させてもらっています。

審査が通らなかったらその作品のどこがいけなかったのか自然と考えることにつながるので、自分の作品を見つめ直す良いきっかけにもなっています。


㉓PASHA STYLEに今後期待することは?

コロナ禍の今、考えなければいけない事はたくさんあると思うのですが、認定作品展の開催は期待しています。

もちろんチャンスがあれば自分も展示したいです。

あとは年に1回、PASHA STYLE主催のフォトコンテストもあったらチャレンジしてみたいですね。



総括

最期に写真を通して伝えたい事や、今後の目標があればお願いします。

正直に言うと、今まで写真を通じて誰かに何かを伝えたいとかそう言う難しいことは特に考えず、自分が撮りたい世界を黙々と撮り続けてきました。

多分その考え方やスタイルは今後も変わらないのかもしれませんが、自分が撮りたい世界を撮り続けた結果、それが1人でも多くの方を感動させることに繋がればそれは素晴らしいことだと思います。

やっぱり僕の作品を見てくれたことによって、その人の心になんらかの影響を与えられたら嬉しいですもんね。


そして今後の目標ですが・・・今の撮影スタイル(考え方)を変える事なく続ける事です。

常に謙虚でいる事、そして今撮影できていることを当たり前と思わず、撮影に協力してくれるモデルさんにも感謝の気持ちを忘れません。

あとはSNSに上げた作品にイイネがつかなくても凹まない!(笑)

これ大事です(笑)

人は環境が変わればそれに合わせて考え方も変わりやすいと思うのですが、

僕はできるだけ今のまま、マイペースにこれからも自分の世界を広げていきたいと思います。

Hiromichiさんありがとうございました!

作品のインスピレーションは個人で違いますが、自分の好きな事から見つけるのは当たり前になっていますよね。

映画・小説・漫画etc。

その中でも自信が持てなくて自分の作品がブレていくこともあると思います。


「撮影スタイルを変えることなく続ける事」


この気持ちに答えがある気がしました。

他者の評価を気にして自分の好きな写真を撮れない。

SNSのいいねを気にするだけが全てではないと思います。

自分が好きなものを撮ることは簡単ではないですが、自分の信念を曲げてまで撮る意味はあるのか?


「好きこそ物の上手なれ」という言葉通り、好きでやっていることは一生懸命になるし、

それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものですよね。

SNSのいいねを気にしたり、無理してウケ狙いの写真を撮っても成長はないと思います。

自分の世界観を如何に大事にするかが楽しく撮影できるポイントですね。


リンク先にここでは紹介できなかったHiromichiさんの認定作品があるので、ぜひ会員登録をしてたくさんの写真を見てください!


 

【 TEXT:祐一郎 】